BuySell Technologies(バイセル)¶
株式会社BuySell Technologies(証券コード:7685)は、2001年創業・東証グロース市場上場のリユース企業である。きもの・ブランド品を中心とした出張買取サービス「バイセル」を主力に、テクノロジーを活用した買取プロセスの効率化と多チャネル販売を推進する。M&Aを積極活用してグループを拡大しており、2025年12月期には売上高1,000億円を超え、わずか2年で売上を約2.7倍に拡大した。
会社概要¶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式商号 | 株式会社BuySell Technologies |
| 設立 | 2001年1月16日 |
| 本社 | 東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル |
| 上場区分 | 東証グロース(コード:7685) |
| 決算期 | 12月期 |
| 代表者 | 代表取締役会長 岩田匡平、代表取締役社長兼CEO 徳重浩介 |
| 資本金 | 約80億円(7,983百万円、2025年12月31日時点) |
| 従業員数 | 連結2,471名・単体1,855名(2026年1月31日時点) |
| 主要事業 | きもの・ブランド品等リユース事業(出張買取・EC・催事販売) |
事業セグメント¶
BuySell Technologiesは「きもの・ブランド品等リユース事業」を単一セグメントとして展開している。
- 出張買取「バイセル」:自宅への訪問で一括買取を行う主力チャネル。スマートフォン・AIを用いた査定支援システムにより、鑑定士の経験依存を低減する。訪問購入規制(特商法)への対応を徹底したオペレーションが特徴である。
- 催事販売:百貨店や商業施設でのきもの・ブランド品催事を展開する。買取専門店モデルの一形態である。
- EC・オンライン販売:自社ECおよびフリマ・オークションプラットフォームへの出品で再販する。CtoCプラットフォームとの連携も活用する。
- M&Aによるグループ拡大:グループ店舗数460店超まで拡大しており、複数のリユース企業を傘下に収める。
業績¶
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2024年12月期(確定) | 599億円 | 47億円 | 決算プレスリリース|PR TIMES |
| 2025年12月期(確定) | 1,006億円 | 90億円 | 決算プレスリリース|PR TIMES |
- 2025年12月期は売上高が前期比約67.8%増、営業利益は前期比約91.1%増と急拡大した。
- 2025年12月期純利益は約52億円(出典:日本経済新聞)。
- 売上高増加の主因はM&Aによる新規連結と、きもの・ブランド出張買取のオーガニック成長。
強み・特徴¶
- テクノロジーによる買取オペレーションの標準化:査定支援システムの内製化により、買取ノウハウをデジタル化して組織に蓄積し、属人化を回避している。
- 出張買取モデルの全国展開:自宅訪問による買取は高齢者や遠隔地ユーザーへのリーチに優れ、きものの市場をほぼ独占的に開拓してきた。
- M&Aを活用した規模拡大:複数のリユース企業・チャネルを取り込み、2年間で売上高を約2.7倍に伸ばした。中期経営計画2027では売上高1,400億円を目標としている。
- 高い営業利益率の維持:積極的な拡大局面でも2025年12月期の営業利益率は約9%を維持しており、収益性を重視した経営姿勢が際立つ。
- 催事・EC・出張買取の多チャネル販売:買い取った商品を百貨店催事・自社EC・外部プラットフォームで多面的に販売し、仕入単価と販売単価の差益を最大化している。
店舗・チャネル網¶
| チャネル | 概要 |
|---|---|
| 出張買取(バイセル) | 自宅訪問による買取が主力。全国対応で、きもの・ブランド品・貴金属等を一括査定・買取。 |
| 店頭買取店舗 | 2026年1月のグループ再編後、「バイセル」ブランドで全国約150店舗に統合(出典:日本経済新聞)。グループ全体で約490店舗(出典:PR TIMES)。 |
| バイセルオンライン(EC) | 2018年7月に開設した自社販売サイト。仕入れ商品を消費者へ直接販売。 |
| 催事販売 | 百貨店・商業施設での期間限定イベント販売。きもの・ブランド品を中心に展開。 |
| 業者間オークション・卸 | 買取在庫の一部を業者間で換金。古物市場・オンライン業者間オークションも活用。 |
出張買取は2024年見込みで年間約40万件の訪問規模(出典:PR TIMES)。
沿革ハイライト¶
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 2001年1月 | 「スピード買取.JP」として設立。インターネット集客・出張買取サービスを開始 |
| 2018年7月 | ブランド名を「バイセル」に変更し、総合リユースサービスへ転換 |
| 2018年7月 | 自社販売サイト「バイセルオンライン」を開設 |
| 2019年12月 | 東京証券取引所グロース市場に上場 |
| 2020年4月 | 即時買取サービス「CASH」の事業を譲受 |
| 2025年12月期 | 売上高1,006億円(前期比+67.8%)・初の1,000億円超えを達成 |
| 2026年1月 | グループ9社を再編・「バイセル」ブランドで店頭買取を約150店舗に統合 |
出典:Wikipedia:BuySell Technologies、日経新聞
リユース業界での位置づけ¶
業界マップ(../overview/industry-map.md)では「出張・宅配買取専門」の代表プレイヤーに位置づけられる。仕入れ(個人からの出張・訪問買取)に特化し、販売は古物市場・自社EC・催事・店頭買取店経由の多チャネルで捌くモデルである。
- 競合との違い:コメ兵HDのような実店舗での接客を主軸とするBtoCリユースとは対照的に、アセット(店舗不動産)を最小化しながら仕入れ規模を拡大するモデルをとる。M&Aによるグループ拡大で急速に業態を多様化中。テクノロジー(査定支援システム内製化)を武器に全国規模に拡大した点がバイセルの最大の特徴である。
- 業界への影響:出張買取のTV・デジタル広告による認知拡大がリユース市場全体のリテラシー底上げに貢献している。
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