ブックオフグループHD(ブックオフグループホールディングス株式会社)¶
総合リユース店「BOOKOFF」チェーンを中核とする持株会社である。書籍・CD/DVD・ゲームから始まり、現在はアパレル・家電・楽器・ブランド品まで幅広いカテゴリを扱う「なんでも買取・販売」モデルへと進化した。国内に約800店舗(直営+FC)を展開するほか、米国・韓国に海外拠点も持つ。トレーディングカード・ホビー分野が近年の成長牽引役となっており、2025年5月期は経常利益が13年ぶりに過去最高を更新した。
会社概要¶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | ブックオフグループホールディングス株式会社 |
| 設立 | 2018年10月1日(持株会社移行) |
| 本社 | 〒252-0344 神奈川県相模原市南区小船2-14-20 |
| 代表者 | 堀内康隆(代表取締役社長) |
| 上場区分 | 東証プライム(コード: 9278) |
| 主要事業 | 総合リユース店「BOOKOFF」の展開(直営・FC)、プレミアムサービス、海外事業 |
| 資本金 | 1億円(2018年10月1日時点) |
出典: BOOKOFF GROUP HOLDINGS - About Us、Yahoo!ファイナンス 9278 企業情報
事業セグメント¶
国内ブックオフ事業¶
「BOOKOFF」ブランドによる国内店舗の直営・フランチャイズ展開が主軸。書籍・メディア・家電・アパレル・楽器・ゲームなど多ジャンルを一括買取・販売する総合リユースモデル。店舗フォーマットは通常店のほか、大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」も存在する。リユースの業態文脈では → 総合リユース店モデル を参照。
プレミアムサービス事業¶
ブランド品・高級品に特化した「ブックオフプレミアム」や、出張・宅配買取サービスを含む高付加価値セグメント。ブランド品リユースの文脈では → ブランド・高級品特化 も参照。
海外事業¶
米国・韓国での「BOOKOFF」運営。2025年5月期の海外売上は61.7億円(前期比+32.3%)と高成長を継続。
業績¶
| 指標 | 2024年5月期 | 2025年5月期 |
|---|---|---|
| 売上高 | 約1,116億円 | 1,192億円 |
| 営業利益 | 約30.5億円 | 34.5億円 |
| 経常利益 | 約34.5億円 | 39.0億円 |
| 当期純利益 | 約17.0億円 | 21.0億円 |
- 2025年5月期: 売上高+6.8%、営業利益+13.0%、経常利益+13.2%、最終利益+23.2%(いずれも前期比)。
- 経常利益39.0億円は2012年3月期以来13年ぶりの過去最高。
- 2026年5月期見通し: 売上高1,270億円、営業利益38億円。
出典: ブックオフGHD 2025年5月期決算(gamebiz.jp)、決算短信 2025年7月10日(日経会社情報DIGITAL)
Note
前期(2024年5月期)の数値は上記出典URLの決算短信の前年同期比から算出した参考値。詳細な業績比較は 上場企業業績一覧 を参照。
強み・特徴¶
- 圧倒的な店舗網: 国内外合計で約800店以上(直営+FC)。認知度の高いBOOKOFFブランドによる集客力が強み。
- 全ジャンル買取モデル: 書籍から家電・アパレル・楽器・ブランド品まで一括対応。消費者にとって「とりあえずブックオフへ」の動機が働きやすい。
- トレカ・ホビー需要の取り込み: トレーディングカード・ホビー商材が近年の既存店売上を牽引。デジタル相場と連動した高回転在庫が利益に寄与。
- FC(フランチャイズ)モデルによる拡張性: FCを通じた出店コスト分散と地域への浸透。大型商業施設・ロードサイドの両方に対応。
- 海外展開: 米国・韓国での現地法人運営。2025年5月期の海外売上は前年比+32%と二桁成長を継続。
店舗・チャネル網¶
| 種別 | 概要 |
|---|---|
| 国内店舗(直営・FC) | 直営423店・加盟店377店の計800店規模(出典:ブックオフ採用サイト)。 |
| 海外店舗 | 米国・マレーシア・カザフスタン・フランスで計40店超(2024年11月時点)(出典:ブックオフ採用サイト)。 |
| BOOKOFFオンライン(EC) | 2007年開設のECサイト。全国の在庫を横断的に検索・購入できる。 |
| 会員アプリ | 2018年に導入。2020年時点で会員数150万人超(出典:ブックオフ30周年年表)。 |
直営とFCの比率はおおむね1:1で、FC加盟店は地域の中小事業者が運営する。BOOKOFF SUPER BAZARは大型路面店フォーマットで、総合リユース品を一箇所に集積する業態である。
沿革ハイライト¶
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 1990年5月 | 神奈川県相模原市に直営1号店をオープン(売り場面積35坪) |
| 1991年 | 全国フランチャイズチェーン展開を開始 |
| 2000年 | 中古CD・ビデオ取扱開始。ニューヨークに海外1号店を開設 |
| 2004年 | 東京証券取引所二部上場 |
| 2007年 | 公式ECサイト「BOOKOFFオンライン」開設 |
| 2009年 | 大型複合業態「BOOKOFF SUPER BAZAAR」開設 |
| 2018年10月 | 持株会社体制へ移行(ブックオフグループホールディングス設立) |
| 2020年 | 創業30周年・国内外700店超を達成 |
| 2025年5月期 | 経常利益39.0億円・2012年以来13年ぶり過去最高を更新 |
リユース業界での位置づけ¶
業界マップ(../overview/industry-map.md)では「総合リユース小売」に分類される。書籍・メディアを起点に衣料・家電・楽器・ブランド品まで取り扱いを広げており、「何でも買取」の認知度が高く集客力がある。
- 競合との違い:ゲオHD(セカンドストリート)がアパレル特化で若年層に強いのに対し、ブックオフは書籍・トレカ・ホビー分野で幅広い年代に根付く。コメ兵HDのようなブランド特化とも異なり、廉価品から中級品まで幅広い価格帯をカバーする「裾野の広い」リユースモデルである。
- ブランドの汎用性:「BOOKOFF」という名称が「不用品を持ち込む場所」として社会に定着しており、仕入れコスト(広告・認知)の優位性がある。
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